酒船石は奈良県明日香村に存在する石の建造物である. 飛鳥時代に作られたとされており石の上面には半円形・円形などの浅い窪みと溝が彫られている. 本研究では彫られた形に着目し実験を行った.実験はモデルを製作し流れの可視化を行った.
カテゴリー別アーカイブ: 研究内容
MCFゴムセンサの特性評価
現在,従来の物よりも高感度であるMCFゴムを利用したセンサ
が注目されている. MCFゴムセンサを作成し,その圧力と
静止摩擦力による電圧の変化を調べた.
結果として, MCFゴムの厚さとかける圧力が増すほど電圧が低下
した.また,静止摩擦力が増すほど電圧が低下した.
表面荒さを変化させた時も電圧の変化を確認することができたので,
面接触による表面の粗さを計測できることが分かった.
電車内に広がるにおいの可視化
電車は移動手段として重宝されており,年々利用者数は増加している.不特定多数の人が利用するためにいろいろなにおいが電車内に入り,周りの人々に不快感を与える.そこで本研究ではにおいの流れを知るために1/10サイズの座席や人を3次元モデルで作成し,数値計算できるANSYSを使用して電車内に流れるにおいをシミュレーション・可視化した.
PCPSの特性
臨床工学技士になるにあたり急性期医療の医療支援を行うため
PCPSの特性を知ることはとても重要である.
そこで今回は流量特性と,圧力特性について調べた.
流量特性は遠心ポンプ前の圧力と遠心ポンプ後の圧力との差が
減少していき血液を取り込みにくくなることから,流量と回転数の
比例関係は失われていく.
また,圧力特性は,回転数一定で圧閉度を上げていく事により,
回路の圧力が上昇していきまた流量も減少していくことが分かった.
液滴へのビーズ付着について
スギなどの植物の受粉において,自ら花粉を取り込むメカニズムを明らかにし,花粉症予防の為のヒントが得られると考えた.液滴とガラスビーズを花粉と柱頭としたモデル実験を行った.液滴内部にビーズが取り込まれる条件であると考えられる,衝突速度と曲率に着目し,調査した.
受動的経路選択
癌による死因の90%は転移によるものである.
転移細胞は血中循環腫瘍細胞(CTC)と呼ばれる.
本研究ではCTCが血管内をどのように流れているのか知ることを目的とする.その端緒として,ディズニーランドのアトラクションをまわる
最短経路をGoogle mapの測定機能で検証したのち,
発泡スチロールを用いて血管モデル実験を行った.
幸福 MAP
幸福は人それぞれに違いがあり,その数も膨大である.
その中から自身に適した幸福の発見,また現在の幸福とは別の幸福を新しく発見することは案外難しい.
本研究では膨大な幸福の中からそれぞれの人に適した幸せの提案をする方法を設定することを目的とする.
複数の協力者の幸福と筆者が思いつく幸福の合計39種類を用意し
プログラムを製作し,その的中率を測定した.
プロジェクションマッピングを用いた擬態化
プロジェクションマッピングを用いて背景に擬態化するには消したい物
の表面の凹凸の情報を得る必要があり,それを行うためには
プログラミングが必要である.
本研究はプロジェクションマッピングを行うために必要なプログラミング
の構築のために凹凸を検出できる赤外線カメラを搭載したセンサーを
使い実験をした.結果,凹凸の情報を得る方法を確立し,
プログラミングの構成を考えた.
四次元生物について
四次元とは、いまだ定義されていない。
生物を介して見ると次元が捉えやすくなることから、四次元生物
を想定することで、四次元がわかりやすくなると考えた。
四次元生物 を示す方法として、三次元生物の特徴からエネルギー摂取、排出方法に着目し、四次元生物を想定した。
これより、四次元生物とは入り口(摂取口)二つ、出口(排出口)が一つで成り立つ空間だと考える。
色による野菜のしおれ計測
本研究では野菜がしおれる時の色の変化,及び水分量に着目して実験を行った.
今回は小松菜を試料とし,低湿度及び高湿度の暗室内でそれぞれ4日間小松菜を撮影した.撮影した画像はImageJを用いて解析した.
その結果,高湿度下では葉の水分量を維持しながら黄色くなった.
一方で,低湿度下では葉は急速にしおれ,
クロロフィルが分解されず緑色のままである事が分かった.
したがって小松菜の色の変化には
湿度が大きく関係している事が分かった.